2017年

6月

12日

あじさい

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2016年

11月

05日

民主主義とは

 

[民主主義]

 

平成27年9月19日安保関連法の成立の頃より「民主主義」についての論議が盛んになり、かなりの数の民主主義をめぐる書籍が出版されている。

 

そこで「民主主義」とは何かを考えてみたい。

 

我々の中学高校の頃は、民主主義とは多数決だと教えられた。いまでも最終的には多数決により決定するのが通例である。

 

しかし民主主義を単に多数決だと言いきってしまうことには、多くの異論がありそうである。

 

有名なリンカーンの言葉である「人民の、人民による、人民のための政治」(ゲティスバーグ演説)は、民主主義を表現したものであると言ってよいのだがそうだとすると、民主主義は多数決に尽きるものではないことになる。

 

そこで、世の人々は、民主主義をどのようにとらえているのかを見てみたいと思う。

 

 大学時代に教科書として読んだ、憲法学者である宮沢俊義(以下すべて敬称略)の「憲法Ⅱ新版(法律学全集 有斐閣)」は、人権宣言における人権が、近代民主主義の理念の本質的発展の表現だとし、「個人の尊厳から出発する民主主義は、まず国家が個人の自由を尊重すべきことを要求する。」という。個人の自由の尊重は必然的に国家権力の基礎が国民であり(国民主権主義)、国家権力が国民の参与により行使されるべきだという主張を伴う。これが狭い意味の民主主義であるとする。

 

 同じく憲法学者の樋口陽一は、「加藤周一と丸山眞男」(平凡社)において評論家加藤周一の考える「民主主義」を「個人の尊厳と平等の原則の上に考えられる社会制度」と捉えているとして同意し、「加藤にとっての民主主義は選挙による多数者の権力運用という次元を越えた「立憲主義」でなければならないことが明示されている。」としている。

 

 そして、宇野重規「民主主義の作り方」は、「民主主義」を、自分たちの社会の問題を自分たちで考え、自分達の力で解決して行くこと、社会を変えて行くことであるとする。そして、「民主的社会」とは、一人一人の個人が様々な実験をし、経験を深めて行くことを許容する社会である、としている。

 

 さらに、政治学者の藤原帰一(時事小言、朝日新聞2016.8.24)も民主主義は要するに多数決のことだということに対し疑問を呈している。

 

民主主義と多数決を同じものにすれば、どんな問題が発生するのか。あえて答えるなら多数決だけの民主主義から取り残されるのはマイノリティの問題だと思うという。

 

政治社会の決定が多数決によって行われ、その多数決が多数派の考えばかりを反映するなら、少数派が迫害の排除を求めても成果は期待できない。制度によって解決が出来ないのであれば、力に訴える人も生まれてしまう。多数決だけに頼る民主主義だけでは多数派と少数派が共存する社会をつくることは難しい。

 

 現代の民主主義は自由主義を源流として、そこに民主政治という統治の仕組みが加わったものとしてとらえることが出来る(森政稔:「変貌する民主主義」)。もし民主主義が政治権力を多数派の手に委ねるだけのものであるなら、民主主義は独裁への途を開くことになりかねない。民主政治の前提は多数派と少数派の別を問わない自由な公共社会である。いま民主主義は、自由な公共社会における統治の仕組みではなく、多数派が少数派を排除する制度の別名に変わろうとしている。このように言って現状をいわば批判し、憂いてもいる。

 

 さて我々の憲法にもリンカーンと同様、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」という規定がある(前文)。

 

さて民主主義とはどんなものであろうか。

 

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2016年

10月

25日

八起会との付き合い

 

八起会との付き合い

 

 

 

八起会を主宰してきた野口誠一さんがなくなって1年になる。

 

同会は会社を倒産させた経営者が立ち直りのために互いに励まし、協力できることがあればやろうという会である。

 

野口さんは、自分も会社を倒産させ一人で苦難を味わったことから仲間がいたほうがどんなに心強いだろうと思いこの会をつくったという。

 

 会社経営者は、会社をつぶすということで社員をはじめ取引先や債権者に迷惑をかけることになるがそれがどんなに当人の苦痛、心の負担になるかは計り知れず中には命を絶つ者も居る。そうした人が八起会の存在を知り尋ねてきて救われたことは枚挙に暇が無い。

 

野口さんはそうした事例からどうして会社が倒産するのかその原因を突き止めどうしたら倒産しないですむかを考えてそれを本などにまとめていた。

 

また、倒産した経営者が自ら自分の倒産の原因を探り、それを肉声で発表するということもやっていた。自ら語る倒産への道のりは各人固有のものであるがそれぞれ人の心に巣くうものが原因であるだけに説得力があり身につまされる。

 

 

 

私は、若い頃からのお付き合いであるがたいしたことはできず、例会にもほとんど参加できずにいたが、野口さんがなくなってみると会の存在は大きかったと思った。

 

八起会もなくなったと思っていたが、関わった若い人たちが中心となって古くからの会員も交えて再び活動をはじめっていると知った。幸い野口さんや元経営者が話すビデオも残っておりこれらを教材にして例会を運営している。

 

 

 

経営者が会社のために金融機関からの借入の連帯保証をすることが行われこれが再起の妨げとなっていることは知られており、これについては経営者保証ガイドラインなどができ改善はなされつつあるようであるが、まだまだ経営者が苦しむ場面はあるのかもしれない。

 

私もその集まりに参加し,多少の協力をしようと思っている。 

 

平成29年4月25日

 

 

 

 

 

 

 

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2012年

11月

21日

事務所移転

 長年事務所を構えていた西新橋から、8月14日に現在の西荻窪に事務所を移転してきました。引越しのあわただしさからホームページのお知らせも滞り、御挨拶がすっかり遅れてしまいました。

 

 さて、心機一転!この地に根をおろし、地元の方々と結びつきを深めていく所存です。と言っても実は私は、この杉並区で生まれ育っており、学校も神明中学、都立西高の卒業生です。これからは少しでも地元の皆さんのお役にたつことができれば幸いです。

 

 ただ、この西荻窪周辺はあまりよく知りませんでしたので、『西荻探検』に踏み出そうと思います。このあたりは、おしゃれなアンティークの店や由緒ありげな骨董店、小さな雰囲気あるレストランなどが点在しており、あくなき探検心をそそられる町並みです。

 

 最近は、杉並区の肝いりで始まった〝大人塾〟に参加し、地域の人たちとコミュニケーションの輪を広げています。興味を持たれた方は、よかったら大人塾にも来てみて下さい。私がいたら声をかけていただければうれしいです。〝ちょっと聞きたい法律相談〟にも応じられるかも・・・?

 

 

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2012年

6月

02日

芳香を放つ花

そういえばうちにも芳香を放つ花がありました。野生のブドウの横でいつの間にかいい匂いを振り撒いていた。そんな木があるのに気付いたのは2、3年前でした。

今年はあまり香りが強くなく他の花に気を取られて忘れていました。この花の名前は、カラタネオガタマと言ってモクレン科の低木です。花の匂いは、バナナの香りと表現されているそうで、そうかなと思いますが、とにかくいい匂いがします。花の色はクリーム色で、やや小ぶりでかわいらしく上品な感じの花です。

オガタマノキというのもあるそうですが、これは別種で、大木になるらしく神社などにあるということです。

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